開発者 | IBM |
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開発状況 | 終了 |
初版 | 1960年 |
プラットフォーム | IBM 7090とIBM 7094 |
ライセンス | プロプライエタリ |
IBMメインフレームOS の歴史 |
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IBSYSはIBMがIBM 7090やIBM 7094向けにかつて提供していたテープベースのオペレーティング・システム(OS)。また同系列ではあるが大幅に異なる別のIBSYSもIBM 7040とIBM 7044に提供していた。IBSYSはFORTRANモニターシステム(FMS)をベースに、ベル研究所のBESYSを参考にして開発されており、SHARE OSがベースではない。
IBSYSはプログラムの形態としては常駐モニタであり、各ジョブのプログラムやデータの間に挿入された制御カードを読み取った。IBSYSの制御カードは1列目が$
で始まり、2列目からコントロール名が続き、ジョブを制御するために使えるIBSYSの様々なユーティリティプログラムを指定できる。このシステムでは通常の場合、カードデッキはパンチカードリーダーから直接読み取るのではなく、磁気テープに保存されているカードデッキのイメージデータを読み込む。